-25℃自動倉庫 リリーフ弁未設置による断熱パネル損傷。

 

自動倉庫内部を撮影。断熱パネル勘合部に氷柱が出来ていると連絡を受け現場調査を実施。

氷柱がFLに落ちている。

外壁と断熱パネルの中空層部分に入り、氷柱の下側にある断熱パネルの勘合部を確認。断熱パネル勘合部の表面材が波打っているのが分かる。

氷柱が発生していた真裏から離れたところの断熱パネル表面材が芯材から剥離している。

広範囲で断熱パネルの表面材と芯材が剥離している。

氷柱の裏側近辺の断熱パネルの状態。調査の結果、写真の損傷は北面に集中し、FL(床防熱)を除いた天井・壁面(東西南)の断熱パネル勘合部に損傷が見つかる。           原因はリリーフ弁の未設置。一種の圧力容器と例えるなら分かりやすいが、リリーフ弁を設置していないため、冷却時に庫内が負圧になり断熱パネルが引っ張られて、写真のような損傷に至ってる。リリーフ弁の設置は常識だが、常識ではないことが示された事例。

 

2024年6月12日 カテゴリー: 調査事例

 

 

 

 

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